フリースクールに通う子どもたちは、年齢も学習進度もそれぞれ異なります。小学校6年生だからといって必ず6年生の内容を学んでいるわけではなく、不登校を経験した子が学び直しからスタートすることもあれば、逆に上の学年の内容に挑戦している子もいます。つまり、ここでは 一斉授業ではなく、一人ひとりに合った学び が進んでいるのです。
私たちが大切にしているのは、「今日、何を学ぶかは子どもが決める」ということ。
学習の選択を子どもに委ねることで、やらされる勉強ではなく「自分がやりたい学び」に変わります。その結果、子どもは自らの選択に責任を持ち、自己決定力を育み、やり切る体験を通じて 自己肯定感 を高めていきます。
実際のエピソード
先週も学習の時間に、私が「今日は何から学ぶ?」と問いかけると、ある子どもはこう答えました。
「今日は漢字からする。2校時目は算数をする。」
このように、自分の学びを順序立てて決めていく姿勢は、まさに 主体的な学習態度 の表れです。スタッフはその選択を尊重しながら伴走し、子どもの「やりたい気持ち」を支えています。
フリースクールの学びが育むもの
不登校からの学び直しや、自分のペースで進める自主学習は、単なる学力の補充ではありません。子どもが自分で決めた学びを積み重ねていくことで、自信と未来を生きる力 が育っていくのです。
鳥取フリースクールこ・ラボでは、これからも子どもたち一人ひとりの「選択」を大切にし、共に歩んでいきます。
