⭐️「友達やスタッフの方と共にがんばり、楽しめたことは、人生でとても良い経験になったと思う。」
これは、こ・ラボ芸術祭を終えた中学生の感想です。
こ・ラボの教育活動の大きな柱の一つであるそうぞう学に、俳優として劇場の舞台経験豊富な中垣直久さんを講師にお迎えし、表現について学んできた成果を発表するため今回大山校が挑戦したのはシェイクスピアの「テンペスト」という演劇作品です。中垣さんというまさにその道のプロに脚本、演出で関わっていただき、増川智子さんに衣装・スタイリングを担当していただき「ホンモノ」に触れた子どもたち。
また、今回は生徒がはじめて作曲に挑戦した曲を劇中に楽器を使ってみんなで演奏するという初めての試みもありました。永山剛さんを講師に迎えて合奏の練習に取り組み、藤田俊さんに本格的な音響で強力な後押しをしていただきました。
配役、役割が決まったばかりの時は不安な気持ちになった子どももいました。
しかし、「できるかな?」を「できるかも!」に変えてくれたのは、仲間たちです。
🌈隣で頑張っている仲間がいるから、自分も頑張れる。
🌈自分には無理かもしれないという不安も、どうしたらできるかな?と一緒に考えてくれる大人がいる。
それに気がつくことができたのは、「やってみよう」を選んだ、子どもたち自身の挑戦に他なりません。
<子どもたちの感想>〜振り返りより〜
⭐️本番では、みんな練習よりずっと大きな声ではっきりセリフをしゃべっていて、練習のせいかを出しきれていました。えんそうの時も、私がはじめて作った下手な曲をすばらしい曲に変えてくれてとてもびっくりしました。うれしかったです。
⭐️舞台に出る前は緊張していたけど、出てみると意外と楽しいと思ったし、その楽しさもどんどん大きくなったのと、だんだんみんなが一体化していくのが気持ちよかった。終わった後も、達成感・やり切った感というか…とにかく楽しかった。
⭐️練習も準備も、ぎりぎりまでがんばった。
⭐️最後の「私の船は…」のところでいつもの練習より上手にできた。
⭐️みんなが練習から一人一人が楽しみ、協力してやっていた。
⭐️本番前はきんちょうしすぎてやばかったけど、本番になったらなくなって堂々とやることができた。演劇も、自分の中で1番の役を演じることができた。音楽も、みんなの音を聞きながら笑顔ですることができた。
⭐️最初は、恥ずかしかったりして出しきれなかったけど、練習を重ねるにつれて少し役になりきれたと思う。
⭐️本番の時は、とてもきんちょうしたけど、本番が終わるととてもすっきりしました。芸術祭、大成功してよかったです。
なんでもやってみなくちゃ、わからない!
やるからには、全力で、ホンモノを。
そして仲間と一緒なら、想像以上のものが手に入る!!
こ・ラボ芸術祭で得た仲間と経験が、子どもたちの財産になる…そんな確かな手応えを子どもたちの姿から感じた芸術祭でした。