10月の終わり、島根県大田市からフリースクールに通っていた一人の子どもが沖縄に帰ることになり、その子の夢を叶える会を開くことにしました。「ジェットコースターに乗ったことがないから乗ってみたい!」という夢を叶えるため、私たちはみんなで蒜山高原センターへ出かけることにしました。

遊園地に着くと、子どもたちは大はしゃぎ。

開園一番乗り、猛ダッシュでの乗り物まで走っていきました。

午前10時から午後2時まで、まるで時間を忘れたかのように、

次から次へとアトラクションを楽しみました。

まさに「これでもか!」というほどの充実した時間を過ごし、

子どもたちからも「すっっっっごく楽しかった!」という声が次々とあがりました。

その日だけでなく、別れの寂しさもどこか和らいでいるようで、

別れ会に集まった友達も、最近フリースクールに仲間入りした子どもたちも、

みんなが楽しそうにしている姿がとても印象的でした。

やはり「楽しい思い出」というのは、子どもたちの表情を明るくし、

その先の未来まで明るく照らしてくれる力を持っているのだと改めて感じました。

この日の思い出が、沖縄に帰る子にとっても、残された友達にとっても、

心の中で輝き続けるものになればと願っています。

そして、いつかまたこのフリースクールに戻ってきてくれる日を、みんなで待っています。