今回は、「学校に行かないことは不幸ではない」というテーマについてお話しします。
学校に行かないこと、いわゆる不登校が「可哀想」といった偏見やレッテルを貼られることがあるかと思いますが、私はその考え自体が間違いだと思います。
なぜなら、学校に行かないことそれ自体が問題ではなく、もう少しよく考えてみると、学校に行かないことで「何かが不足する」ことが問題とされているのではないでしょうか。その「何か」とは主に以下の2つだと考えられます。
1. 学びの機会の減少
2. 仲間やコミュニティとのつながりの欠如
これらが不足すると、将来的な選択肢が狭まったり、孤独感を感じる可能性が出てきます。
しかし、これを別の形で補うことができれば、学校に行かないことは必ずしも不幸に直結するわけではありません。
現在、私たちの周りには、公教育以外にもさまざまな選択肢があります。たとえば、フリースクールや地域の学びの場、サードプレイスなど、子どもたちが学びやつながりを得られる多様な場が存在しています。これらを活用することで、学校に行かなくても必要な学びやつながりを得ることが可能です。
断っておきますが、学校に行くことを否定しているのでは決してありません。
大切なのは、学校に行くか行かないかではなく、子どもたちが自分に合った方法で学び、成長できる環境を保障することだと思います。そのために、これからも【鳥取フリースクールこ・ラボ】は、多様な学びの場を広げ、子ども一人ひとりが自分らしく生きられる場を学校と連携協力しながら作っていきたいと思います。
